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全国初となる金融機関による採用 地域活性化デジタル商品券「e街ギフト」を沖縄銀行に提供 〜「おきぎんStarPay」端末によるQRコード決済が可能に 〜

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 eギフトプラットフォーム事業(※1)を展開する株式会社ギフティ(本社:東京都品川区/代表取締役:太田 睦、鈴木 達哉/以下、ギフティ)は、地域の課題を解決し活性化するプラットフォーム「Welcom ! STAMP」の機能の1つで、地域で発行・利用可能な商品券を電子化しギフトとして流通させるソリューション「e街ギフト」を、株式会社沖縄銀行(頭取 山城 正保 以下、沖縄銀行)に導入いただき、沖縄県内の加盟店にて「おきぎんStarPay」端末によるQRコード決済が可能な「おきなわe街ギフト」として、2020年10月頃の展開を目指し協業を開始することを決定いたしましたので、お知らせいたします。なお、本件は、自治体以外の民間企業に「e街ギフト」を導入いただく全国初のケースであり、地域に密着した金融サービスを提供し地域経済の発展に貢献される地域金融機関との新たなパートナーシップを「e街ギフト」の展開を通し実現するものです。

ギフティは、『ギフトで、「人と人」「人と企業」「人とまち」をつないでいく。』というコーポレートミッションのもと、eギフトの発行から流通まで一気通貫で提供するeギフトプラットフォーム事業を国内外で展開しています。主力サービスは、カジュアルギフトサービス「giftee」(※2)、eギフトやチケットを発行し販売する「eGift System」(※3)、また、eギフトを活用した法人向けソリューション「giftee for Business」(※4)、の3サービスあり、個人、法人、自治体を対象に広くeギフトサービスを提供しております。また、地域の課題を解決し活性化するプラットフォーム「Welcome ! STAMP」を2016年5月にローンチし、長崎県内関係離島市町で共通で利用できるプレミアム付き商品券「しまとく通貨」や東京都島しょ地域で利用可能な「しまぽ通貨」に採用を頂いております。2019年には、地域で発行・利用可能な商品券を電子化し流通させるソリューション「e街ギフト」の提供を開始し、同年11月には「ふるさと納税」の返礼品として岡山県瀬戸内市に、また2020年7月には、北海道猿払村に採用をいただいております。

沖縄銀行は、2018年11月より、各種スマホ決済サービスの加盟店管理業務(アクワイアリング)を開始するとともに、一つの端末アプリで複数のQRコード決済に対応可能な店舗向けのマルチ決済ソリューション「おきぎんStarPay」の提供を開始されております。「おきぎんStarPay」で利用可能な決済サービスは、沖縄銀行独自の決済サービス「OKI Pay」の他、WeChat Pay 、Alipayなど訪日外国人向け決済サービスや日本人向けのLINE Payなどのマルチ決済に対応しており、沖縄県内の加盟店に専用端末の導入を進めています。

この度、沖縄銀行に採用をいただき「おきなわe街ギフト」の名称で展開をいただく「e街ギフト」は、沖縄銀行が管理するスマホ決済サービスの1つとして位置付けられ、「おきぎんStarPay」によるQRコード決済により各加盟店でご利用いただけるデジタル商品券です。「e街ギフト」は、地域経済の環流を促す目的で2019年より提供を開始したソシューションであり、自治体以外の民間企業および金融機関への提供は、本件が全国で初のケースとなります。沖縄銀行は、デジタル商品券(前払い式支払い手段)の発行において最も重要な条件となる盤石な金融インフラの役割を沖縄県内で担っており、「e街ギフト」を通じて地域経済の還流を目指すうえで、最適なパートナーシップを両社で構築できるものと考えています。

これまで、地域活性プラットフォーム「Welcome ! STAMP」を活用した「地域通貨」や「e街ギフト」を自治体に導入をいただいたケースでは、対象地域で加盟店の開拓を行う必要がありましたが、本件では、沖縄銀行が展開されている「おきぎんStarPay」端末を決済インフラとして利用するため、観光マーケットを中心とした多数の「おきぎんStarPay」の加盟店で発行当初より「e街ギフト」のご利用がいただけます。さらに、加盟店の入金清算作業は沖縄銀行が一括して行うため、効率的な資金管理が可能となる点もベネフィットとしてあげられます。

「おきなわe街ギフト」の受取・利用には、専用アプリを取得する必要はなく、受信したメールに記載されるURLから、「おきなわe街ギフト」のQRコードを取得できます。利用者は取得したQRコードを加盟店でのお会計時に提示し、加盟店は「おきぎんStarPay」端末でQRコードを読み取ることで決済が完了する予定です。「おきなわe街ギフト」は、1円単位での利用が可能なバリアブル型のデジタル商品券であり、紙の商品券で商品券額以上の商品と引換える場合に生じる差額を現金で授受する必要はなく非接触での決済が完了します。また、購入時もWeb販売により、対面接触を避けることができ、衛生的に利用することが可能であるため、新型コロナウィルスの影響下においても安心してご利用いただけます。

利用用途として、沖縄県内の自治体がプレミアム商品券やふるさと納税の返礼品として利用されるケースや、沖縄県内の宿泊施設や旅行代理店が予約や旅行商品のインセンティブとして利用されるケースなど幅広い運用を見据え導入をいただいており、また、中期的には個人向けのデジタルギフトとしての展開も検討されております。「おきなわe街ギフト」の普及により、SNSやメール等で「ありがとう」や「おめでとう」などの気持ちを伝える手段として、沖縄県内で利用できるデジタル商品券を県内の企業や県民が贈る文化の醸成に貢献できるものと考えております。また、「おきなわe街ギフト」とセットで宿泊プランなどの旅行商品を販売いただくことで、旅行者の地域回遊を促し、さらには、宿泊施設と地域の商店などをつなぎ地域経済の還流に貢献できる商材としてご利用いただけます。

ギフティは、沖縄銀行との協業を契機とし、利便性、衛生面に優れたキャッシュレスサービスとして、また、地域経済の還流を促す手段として、地域金融機関への「e街ギフト」の提供を一層推進します。また、ギフトで「人とまち」をつなぐというミッションのもと、「e街ギフト」の提供を通じて、地域活性化および地域内の人および企業、街をつなぐ豊なコミュニケーションの機会創出に貢献してまいります。

(※1) eギフトプラットフォーム事業とは、ギフティが取り組む、eギフトの生成から流通まで一貫して提供する事業です。
(※2) gifteeとは、ギフティが運営するeギフトの販売WEB/アプリサービスです。
(※3) eGift Systemとは、ギフティが法人向けに提供するeギフトおよびeチケット販売システムです。導入企業は、自社サイトでeギフト/チケットサービスを運用することができます。
(※4) giftee for Businessとは、eギフトを活用した法人向けソリューションです。キャンペーンの景品やお客様への謝礼にeギフトをご利用いただけます。

■ 「おきなわe街ギフト」概要
「おきなわe街ギフト」とは、デジタル化された商品券(電子チケット)であり、「おきなわe街ギフト」の名称で沖縄銀行が提供致します。

導入企業:株式会社沖縄銀行
展開予定:
(1) 2020年10月以降
①自治体向けにプレミアム商品券やふるさと納税の返礼品としての利用提案。
②県内企業向け(ホテル、旅行代理店等)に自社サイトの予約インセンティブや旅行商品の特典等の提案。
(2) 2021年以降
③個人向けにデジタルギフト券としての販売提案。
加盟店: 「おきぎんStarPay」端末を導入する「おきなわe街ギフト」の沖縄県内の加盟店
利用方法:
受取・利用の際に専用アプリを取得する必要はなく、受信したメールに記載されるURLから、「おきなわe街ギフト」のQRコードを取得できます。利用者は取得したQRコードを加盟店でのお会計時に提示し、加盟店は「おきぎんStarPay」端末でQRコードを読み取ることで決済される予定です。

【 おきぎんStarPay について 】
「おきぎんStarPay」は、一つの端末アプリで複数のQRコード決済に対応可能な事業者向けのアプリケーションです。「おきぎんStarPay」の加盟店は、沖縄銀行が提供する専用端末を使用、またはスマートフォンやタブレットに「おきぎんStarPay」アプリをダウンロードして使用することで、複数のQRコード決済の受入が可能となります。また、本アプリはQRコード毎に決済可能ブランドを自動識別するため、決済ブランド毎のアプリを取得する必要はありません。加盟店は、主に「決済」「返金」「照会」の操作が可能となるほか、Web上の専用管理サイトから、決済情報や入金明細等の確認が可能です。