- 導入事例
eギフトを活用して、支えてくれたお客様と 地域を元気にしていきたい
フォーモスト ブルーシール株式会社 店舗運営部 松村健司さん
1948年に沖縄で創業し、地元のお客様から観光客まで幅広く愛されているアイスクリームブランド「ブルーシール」。2020年よりeGift Systemを導入いただき、2021年2月からは「giftee Loyalty Platform」でデジタル回数券の展開も開始。地方発信ブランドならではの取り組みと今後の展開について、フォーモスト ブルーシール株式会社の松村健司さんにお聞きしました。
地域活性化にも取り組むギフティの理念に共感
――最初に、eGift Systemを導入した理由を教えてください。
これまで紙の商品券やギフト券を一部で取り扱ってはいたのですが、お客様にうまくアプローチができていませんでした。もっと気軽に日頃の感謝を伝えられるようなツールはないだろうかと考えていたところ、ある企業からギフティをご紹介いただいたのです。eギフトであれば、ペーパーレスによって環境にも配慮できますし、昨今のSDGsに対する新しい取り組みとしても有効です。また、ギフティはただeギフトを売るだけではなく、eギフトを通して地域の活性化にも取り組んでおり、地元の沖縄を拠点に展開する私たちとも、理念に重なる部分があると感じました。
――導入の際に苦労されたことは何ですか。
沖縄は他の地域に比べ、あまりデジタル化が進んでないこと、またブルーシールアイスクリームは若い世代だけではなく、お子さんから高齢者までターゲット層が広いため、eギフトを認知してもらうためには少し時間が必要でした。スタッフもeギフトを使った経験がほとんどなかったため、スタッフ全員にクーポンコードを発行し、まずは実際に使ってみてもらうことから始めました。また、弊社は直営だけでなくフランチャイズ店も多いことから、消し込み方法や経理上の仕組みなどマニュアルを作成し、各店舗・各スタッフへの落とし込みを行いました。仕組みを構築し、慣れるまでは少し大変なところはありましたね。
眼前に青い海を望む絶景のロケーションの「ブルーシール デポアイランド シーサイド店」
紅芋やシークヮーサー、塩ちんすこうなど沖縄ならでのフレーバーをはじめ、常時約30種以上のオリジナルフレーバーがそろう。
――導入後の社内とお客様からの反応はいかがでしたか。
徐々にお客様にもeギフトが認知されつつあるようで、「こういった手段があると、日頃の感謝の気持ちを伝えやすいですね」という声を社内外ともにいただいており、導入してよかったなと感じております。また近頃は、企業からの引き合いも多く、たとえばマンションの内覧会の景品に使われるなど、ファミリー層をターゲットにした企業にご利用いただいています。
――松村さんは普段からよくeギフトを使われているとお聞きしました。
部署のメンバーやお得意先の担当の方など、誕生日や記念日にはeギフトを贈っています。仰々しいものではなく、気軽におめでとうと伝えたいときにはカジュアルなeギフトがちょうどいいですね。
eギフトでは500円と1,000円のギフトチケットのほか、「ブルーシールアイスパーク体験チケット」1,800円(税込)も用意。
デジタル回数券で、育ててくれたお客様にお返しをしたい
――2021年2月から、国内の直営店10店舗で利用可能なアイスのデジタル回数券も始めていらっしゃいますね。
デジタル回数券は、シングルサイズのアイス5枚チケットには2個分、10枚チケットには5個分がサービスでついてくる非常にお得なチケットです。現在は観光客の方にも多くご来店いただいていますが、そもそもは73年前に沖縄の米軍基地内で創業し、地元の方、沖縄を愛してくださる方にずっと支えてもらってきた会社です。「アイスがもたらす笑顔のために」を企業理念とし、これまで何度も足を運び育ててくださったお客様にお返しできる方法はないだろうかと考えたのが、デジタル回数券を導入したきっかけです。
――新機能の「ステップオファー」も導入されていますね。
「ステップオファー」はデジタル回数券の利用回数にあわせてクーポンが発行される仕組みで、ブルーシールのデジタル回数券では、5枚チケットをご購入された場合は、2、5回目のチケット利用時に、また10枚チケットを購入された場合は、2、4、6、8、10回目のチケット利用時に、シングルアイス1個と交換可能なデジタルのクーポンを受け取ることができ、継続的に使っていただく楽しみがあります。
販売サイト「Plus Pass」
https://pluspass.jp/shop/6
デジタル回数券は、シングルサイズのアイス5枚チケット(2,000円(税込)/アイス2個分お得)、10枚チケット(4,000円(税込)/アイス5個分お得)の2種類を展開。
贈った相手と喜びを共有できるデジタルキャンペーン
――2020年の春に実施したデジタルキャンペーン「Send3 Get1」のことを教えてください。キャンペーンの反応はいかがでしたか。
「詰合せギフト12」のeギフトを3つ贈ったら、自分も同じものを1つもらえるキャンペーンで、贈る相手と一緒に自分も喜びを共有できるので、とてもよい内容だったと思います。eギフトがまだ店舗に浸透し始めたばかりの頃で、新型コロナウイルス感染症の影響で沖縄への旅行が難しい時期でもあったので、店舗で引き換えるeギフトと同時に配送型(eギフトの受け取り手がチケット画面に住所を入力し、指定の場所に届ける)でも実施したのですが、沖縄に行った気分を楽しめる配送型で非常に反応がありました。
今はフランチャイズで本州にも店舗が増えていますが、やはり沖縄が拠点ですので、県外の方など多くの方に利用していただくために配送型も用意し、沖縄からの贈り物という雰囲気を味わっていただけるようにと考えました。
デジタルキャンペーンは初めてでしたが、今後も新しい商品や話題の商品などでチャレンジしてみたいと考えております。
――今後、ギフティと取り組んでみたいこと、期待することは何でしょうか。
我々のような地方を拠点に展開する企業の場合は、eギフトを活用したエリア戦略のようなものを一緒に取り組んでいけたらいいなと考えております。ギフティが展開するeGift Systemやgiftee Loyalty Platformなどはとてもいいシステムだと思いますし、たとえば地域の企業とつなげたり、その地域を拠点とするブランド同士の合同キャンペーンなどを開催できれば地域活性化につながりますし、面白いのではないでしょうか。そういった取り組みを通して、地方の方々にもeギフトを知っていただく機会にもなると考えております。
――本日はありがとうございました。
ブルーシールアイスクリーム eギフト
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取材日/2021年9月末