eGift System 導入事例

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メズム東京でしか味わえない 五感を満たす特別な体験をeギフトで

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2020年に竹芝にオープンした「メズム東京、オートグラフ コレクション」は、東京の“今”にこだわった五感を満たすコンセプチュアルなラグジュアリーホテルです。2021年4月には、eGift Systemを採用いただきました。ホテルにおけるeギフトの可能性と今後の展開について、総支配人の生沼 久様に話をお聞きしました。

ホテルでの“体験”は、ギフトとしての可能性を秘めている

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――eGift Systemの導入の理由を教えていただけますか。
「メズム」という名前は「mesmerize (魅了する)」という言葉に由来し、その名の通り、東京のベイエリアと浜離宮恩賜庭園の美しい眺望をはじめ、音楽や香り、随所に散りばめられたアート、ダイニング体験が五感を心地よく刺激しインスピレーションを与えてくれる、新感覚のラグジュアリーホテルです。もともとホテルという場所は“体験”を提供する場所であり、以前から、メズム東京でしか味わえない特別な体験をギフトとしてお届けしたいと考えていました。

昔からホテルは宿泊やレストランなどの紙のギフト券の需要があり、特にラグジュアリーホテルはハレの日にご利用いただく機会が多い場所ですから、体験ギフトとしての可能性を秘めていると思います。ただ、紙のギフト券は通し番号で管理するなど、扱いが難しい部分がありました。もっと贈る側・受け取る側の両方にとって使い勝手がよく、運用も簡易にできるデジタルの仕組みはないだろうかと色々と調べていたところ、たどり着いたのがギフティでした。プラットフォームとしてもしっかりしていますし、すでに多くの実績もある。eGift Systemを活用すれば、コロナ禍で直接会えなくても感謝の気持ちを伝え、お祝いを贈ることができるので、時代にとてもフィットしていると感じました。

――導入の際にハードルとなったこと、苦労されたことはありましたか。
体験を提供するホテルはオペレーションが非常に重要ですが、消し込みはQRコードと非常にシンプルですし、現場で対応するスタッフにもわかりやすく、スムーズに導入できたと現場から報告を受けています。

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立体的に音楽が響き、オリジナルのフレグランスが香るロビー

自分が素敵な体験をすると、大切な人にもプレゼントしたくなる

――多彩な“体験”を楽しめるよう、eギフトのバリエーションも豊富ですね。
メズム東京は、宿泊はもちろん、レストランやバーなど気分やシチュエーションで使い分けて楽しんでいただけます。“TOKYO WAVES”をコンセプトに、常に変化する東京の“今”に根ざしたサービスやコンテンツを提供していますので、eギフトも宿泊チケットだけでなく、レストラン「Chef’s Theatre(シェフズ・シアター)」のランチコースとディナーコース、バー&ラウンジ「Whisk(ウィスク)」のカクテルチケットもご用意しました。

「Whisk」は芸術家のアトリエをテーマにしており、世界中の名画からインスパイアされたミクソロジーカクテルを味わっていただくことができます。カクテル自体がアートのようで、大切な方への贈り物としてもぴったりですよ。
現在レストランでは、近隣施設のJR東日本四季劇場とコラボレーションし、2022年1月の千秋楽まで、『オペラ座の怪人』の世界観に浸れる独創的なランチ&ディナープログラムを提供しています。

バー&ラウンジもレストランも、お友だちを連れて来られるリピーターの方が非常に多いんですよ。みなさん、自分が素敵な体験をすると、「この素晴らしい体験を大切な人や友人にも体験してほしい」というポジティブなマインドが生まれているようです。自分が満足した体験は人に自信を持って薦められますし、思い立った時に気軽に贈れるeギフトは非常に有効な手段になると考えています。

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「ペア宿泊チケット」61,985円(税込)、バー&ラウンジ「Whisk」の「ミクソロジーカクテルチケット(1杯)」2,800円(税込)、レストラン「Chef’s Theatre」の「ランチコース ペアチケット」11,400円(税込)などがある。

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演出に驚かされる「Whisk」のミクソロジーカクテル「VENUS」

新たなお客様ともつながれる「おすそわけ機能」

――2021年9月には「giftee Loyalty Platform」で、期間限定のデジタル回数券を展開されましたが、今後、回数券についてどのように展開していきたいとお考えですか。
eギフトとホテル業界は親和性があると思うので、メズム東京を運営する日本ホテル株式会社内でも啓蒙中です。そのなかで、私たちから運営を同じくする東京ステーションホテルにも声をかけ、「東京ステーションホテル×メズム東京 ラグジュアリー宿泊デジタル回数券」を2021年9月から2ヶ月間、一緒に展開いたしました。どちらのホテルでもお使いいただける宿泊回数券12枚綴りです。
メズム東京は2020年4月の開業から1年半ほど経ちますが、すでに20回以上ご宿泊されるなどコアなリピーターの方もいらっしゃいます。今後は、ファンを増やしていくことがホテルにとって非常に重要ですし、お得に利用できるデジタル回数券は何度も足を運んでくださるお客様にも喜んでいただけるものですから、今後も積極的に取り組んでいきたいと考えています。

――「giftee Loyalty Platform」の新機能「おすそわけ販売機能」はいかがでしたか。
とても良い機能ですよね。自分も回数券でお得に利用できるうえ、家族や友人にも回数券を1枚単位でおすそわけできて、喜びや体験をシェアできる。紙のギフト券だと譲渡が難しいことがありましたが、「おすそわけ機能」であれば簡単にデジタルで譲渡でき、ホテル側は譲渡された側ともつながり、新たな広がりが生まれます。

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――今後、ギフティと取り組んでみたいこと、ギフティに期待することは何でしょうか。
まずは、メズム東京での五感を魅了する体験に興味を持っていただけるような、嗜好性の高い方々にeギフトの存在を知っていただくための発信方法を一緒に考えていけたらと思います。贈る相手に合わせて、宿泊とカクテルチケットを組み合わせるなど、ギフトの内容をカスタマイズできたら面白いですよね。

また、メズムはオリジナルのハンドソープや文房具のほか、ティディベアをモチーフにした人気のトイフィギュア「ベアブリック」とコラボしたり、オリジナルのプロダクトの開発にも力を入れており、今後もアイテムを増やしていく予定です。自宅でメズムの世界観に浸れるアイテムもギフトとして提供していけたらと考えています。

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――本日はありがとうございました。

メズム東京、オートグラフ コレクション
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取材/2021年11月上旬