- プレスリリース
電子地域通貨 「しまとく通貨」の発行開始について 〜国内初となるスマートフォン・携帯電話を活用した電子地域通貨システムを導入〜
長崎県内関係離島市町(壱岐市、五島市、小値賀町、新上五島町、佐世保市宇久町)で組織するしま共通地域通貨発行委員会(事務局:長崎県長崎市/会長:白川 博一(壱岐市長)/以下、発行委員会)は、長崎県内関係離島市町で共通に使用できるプレミアム付き商品券「しまとく通貨」を電子化し、平成28年10月より発行を開始することになりましたので、お知らせいたします。
発行委員会は、離島の活性化を目的として平成25年4月1日から「しまとく通貨」を発行し、平成25年度から平成27年度の3年間で、セット販売分、旅行商品分を合わせ計222万5,000セット、約104億円分を販売しました。「しまとく通貨」は、1セット5,000円で1,000円分(2割)の特典が付くプレミアム商品券で、本通貨の発行により、北海道や茨城等日本全国から新たなツアーによる来島者の増加、閑散期であった年末・年始や冬場の来島者の増加、長崎県内の複数の島を巡るツアーの開発等が実現し、離島経済の活性化に大きく貢献しています。
この度の電子化により、利用者の利便性向上とともに、これまで発生していた金券の印刷・配送・保管等の直接コストと通貨運営に必要な加盟店での決済・精算全般に必要な事務作業等の間接コストを合わせて、少なくとも25%相当のコスト削減効果を見込んでいます。電子化の基幹となるシステムは、株式会社J&Jギフト(本社:東京都豊島区/代表取締役社長:森 悟朗)と株式会社ギフティ(本社:東京都品川区/代表取締役:太田 睦)が、共同で提供する電子地域通貨システム「Welcome ! STAMP(ウェルカム スタンプ)」を採択しました。Welcome ! STAMPは、従来、紙もしくはカードで発行されていた各種地域通貨(プレミアム商品券等)を、紙やカードを使用せずに電子化し流通させる国内で初となる地域通貨のソリューションであり、「しまとく通貨」への導入が、第1号案件となります。
Welcome ! STAMPを導入し「しまとく通貨」を電子化した場合、地域通貨の発行元である発行委員会は、カードの発行費用や印刷代、配送代、精算業務等の事務コストの削減が可能となります。また、発行された電子地域通貨は、各利用加盟店で電子スタンプ(※1)を用いて簡単に決済・精算することができ、利用加盟店の決済および精算時の業務負荷が軽減されます。電子スタンプは、1スタンプあたり数千円程度とコストも安価なため、利用加盟店への導入も容易です。利用者である来島者には、しまとくウォレット(※2)が発行され、専用のWEBページで地域通貨の管理と利用が可能となります。しまとくウォレットにチャージされた「しまとく通貨」は、スマートフォンや携帯電話(フィーチャーフォン)等の電子端末(以下、スマートフォン等の電子端末)を媒体とし携行が可能となるため、地域通貨の紛失や置き忘れ等を防ぐことがきます。なお、チャージされた「しまとく通貨」は、1,000円単位で利用できます。さらに、発行委員会は、電子地域通貨「しまとく通貨」を介して得たデータを利活用し、離島の観光情報の発信や観光客動向のマーケティングも実施する予定です。
発行委員会は、電子地域通貨 「しまとく通貨」の発行および運用により、利便性が高く安定した地域通貨を普及、運用し、離島経済のさらなる活性化および交流人口の拡大に寄与してまいります。
(※1) 電子スタンプとは、高セキュリティで電池不要の電子スタンプ。スマートフォン等電子端末の画面に、電子スタンプを直接タッチするだけで、eチケットを個別に照合し、使用済みと反映して処理することが可能。
(※2) しまとくウォレットとは、「しまとく通貨」購入者に対して発行される購入者専用のWEBページ。当該WEBページ上でチャージされた地域通貨の残高照会・利用・追加チャージ・利用履歴照会・個人情報等の登録情報の照会などが可能。
1: 電子地域通貨 「しまとく通貨」概要
名称: 電子地域通貨 「しまとく通貨」
発行開始日: 平成28年10月1日
発行期間: 平成28年10月1日〜平成31年3月31日
発行形態: 1,000円券6枚を1セットとして5,000円で販売(2割のプレミアム)
販売上限額: 1人14日以内30,000円分(プレミアム分込みで36,000円)
使用期限: 購入日(発効日)以降14日以内
利用加盟店舗: 発行委員会が取扱いを認めた、壱岐市、五島市、小値賀町、新上五島町、佐世保市宇久町の加盟店(約1,000店舗を予定)
販売所: 島内の港のターミナル、空港ターミナル
利用対象者: 島外からの観光客等の来島者
購入方法:
① 専用のWEBページに個人情報を登録
② 販売店に来店し本人確認後、現金支払、引換証を発行
③ 引換証を携帯電話で読み込み購入者毎のしまとくウォレットにアクセス
④ しまとくウォレットで「しまとく通貨」を管理
※2回目以降のしまとく通貨の追加購入はWEBより可能です
利用方法:
① 携帯電話を携行し利用加盟店へ来店
② しまとくウォレットを表示し利用したい金額を選択
③ 「利用する」をタッチし決済画面を表示
④ 店舗が電子スタンプを押して決済完了
※しまとく通貨のチャージ残高がしまとくウォレットに表示されます
イメージ図:
しまとくウォレット画面
しまとくウォレット画面
電子スタンプでの精算
電子スタンプでの精算
2: 運用イメージ
運用イメージ
運用イメージ
しま共通地域通貨発行委員会について
全国からの観光客を離島に誘致することで、離島の交流人口の増加を図り、離島経済の活性化並びに離島の人口減少に歯止めをかけることで離島の活性化を行うことを目的として、参加市町村で共通使用ができる旅行者向けの「プレミアム付き商品券」(通称:しまとく通貨)を平成25年4月1日から販売開始しました。
しまとく通貨は、1,000円券を6枚1セットとして5,000円(プレミアム20%)にて販売し、しまの宿泊施設、お土産店、飲食店、レンタカーなど様々な施設で利用が可能。
平成28年4月からは、3年間の販売経験を活かして、県内離島向け旅行商品の増加や利用者にとって、より使いやすい「しまとく通貨」の発行により、しまの活性化を目指しています。
【しま共通地域通貨発行委員会 会社概要】
名 称: しま共通地域通貨発行委員会
所 在 地: 〒850-0875 長崎市栄町4番9号 長崎県市町村会館2階
設 立: 平成24年10月1日
会 長: 白川 博一(壱岐市長)
事業内容: しまとく通貨発行事業、しま市町PR事業
U R L: www.shimatoku.com
株式会社J&Jギフトについて
J&Jギフトは、汎用商品券でトップシェアの「JCBギフトカード」等のオペレーション受託会社としてこの10月で創立10周年を迎えます。当社では、ギフト券、商品券あるいはサーバー管理型ギフトカード等、主に金券類に関連する業務の受託を承っております。2006年の会社設立以降、ギフトオペレーションに関し高度な業務品質と高いセキュリティを提供しております。
最近ではプラスチックカードタイプのギフトのオペレーションや、自治体発行のプレミアム商品券の運営サポート等も受託しており、今後はギフト・金券関連に関わる総合事業会社という意味の「ギフト・ソリューションプロバイダー」として更なる飛躍を企図しております。
【株式会社J&Jギフト 会社概要】
社名: 株式会社J&Jギフト
所在地: 〒171-0033 東京都豊島区高田3-13-2 高田馬場TSビル2階
設立: 平成18年10月13日
資本金: 5,000万円
代表者: 代表取締役社長 森 悟朗
事業内容:
・ギフト券や旅行券・サーバー管理型ギフトカード等の業務受託事業
・券管理システム「Springs」を活用したプロセシング事業
・プリペイドカードやギフト商材に関する新商品開発・販売事業
URL: http://www.jjgift.co.jp
株式会社ギフティについて
ギフティは、日頃の感謝の気持ちを伝える手段として、気軽にギフトを贈る習慣や文化を創出することを目指し、より多くの方にご利用されるギフトサービスの提供とその拡充に取り組んでいます。
ギフティが運営するカジュアルギフトサービス「giftee」は、現在、会員数が50万人(2016年5月末時点)を超え、国内No.1のカジュアルギフトサービスとして、引き続き利用者数が増加しています。また、全国33,000店舗以上の商品を取り扱っており、コーヒーショップやコンビニエンスストア、レストラン等の商品の中から、多様なシーンにあったギフトを選ぶことができます。当社のギフト商品の平均販売価格は約600円。贈り先に負担を感じさせず、気軽にLINEやメールで贈りあえる、手頃なギフトが充実しています。
【株式会社ギフティ 会社概要】
社名: 株式会社ギフティ
所在地: 〒141-0021 東京都品川区上大崎4-5-37 山京目黒ビル205号室
設立: 平成22年8月10日 (サービス開始:平成23年3月)
資本金: 1億9,480万5,000円
代表者: 代表取締役 太田 睦
事業内容:
・カジュアルギフトサービス「giftee」の運営
・法人を対象としたギフト販売システム「giftee e-Gift System」(SaaS) 事業の展開
URL:
株式会社ギフティ https://giftee.co.jp/
カジュアルギフトサービス「giftee」 https://giftee.co/